店舗やオフィスでできる節電方法を紹介!電力消費の内訳と注意点 | 株式会社情熱電力

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店舗やオフィスでできる節電方法を紹介!電力消費の内訳と注意点

オフィスの空調、照明設備

近年は電気代が高騰しており、オフィスや店舗の電気代が大きな負担となっているケースは多いでしょう。電気代を節約するには、現在の電気使用量を把握し、適切な節電方法を講じる必要があります。そこで本記事では、店舗やオフィスでの電力消費の内訳と節電方法を紹介します。節電する際の注意点についても解説するので、ぜひ節電対策の参考にしてください。

この記事を読むための時間:3分

店舗やオフィスでの電力消費の内訳

節電を考える前に、店舗やオフィスでかかる電気代のうち、どのようなものに電力がかかっているかを把握することが大切です。ここでは、オフィスビルと卸・小売店での主な電力の内訳を紹介します。

<夏季>

空調 照明 パソコン 複合機 エレベーター等 冷凍・冷蔵 ショーケース その他
オフィスビル 48.6% 23.1% 6.6% 7.3% 7.3% 7.0%
卸・小売店 26.2% 21.8% 0.8% 1.0% 6.6% 6.9% 36.8%

<冬季>

空調 照明 パソコン 複合機 エレベーター等 冷凍・冷蔵 ショーケース その他
オフィスビル 33.5% 29.8% 8.6% 9.5% 9.5% 9.1%
卸・小売店 22.2% 23.8% 0.9% 1.1% 5.8% 6.1% 40.2%

このようにみていくと、オフィスや店舗の消費電力のうち、空調と照明の割合が大きいことがわかります。そのため節電を試みる際は、空調と照明の節電から取り組むといいでしょう。

参照:経済産業省「夏季の省エネ・節電メニュー」

   経済産業省「冬季の省エネ・節電メニュー」

店舗やオフィスでの節電方法

店舗やオフィスでの節電方法を紹介します。

空調

一般的に、店舗やオフィスの空調は電気使用量の3~5割を占めており、節減効果が大きいといわれています。空調の節電方法には次のようなものがあるので、普段の使用方法を振り返りながら取り組んでみてください。

  • 設定温度を見直す
  • 使用エリアを確認する
  • 扇風機やサーキュレーターを併用する
  • 手入れを怠らない

設定温度を見直す

まずは、空調の設定温度を見直しましょう。一般的に冷房は26~28℃、暖房は20℃前後が推奨されています。温度を2℃変えるだけで、建物全体に対する節電効果は3~5%といわれています。オフィスや店舗で過ごす人の活動量や、外気温の変化などを考慮し、適切な温度に設定しましょう。ただし、夏季は熱中症になる恐れがあるため、健康面にも配慮して調整してください。

使用エリアを確認する

冷暖房が必要なエリアと不要なエリアを確認することも大切です。たとえば、使用していない会議室や倉庫の空調を止めたり、パーテーションやドアを使って使用エリアを区切ったりすることで、空調を効率的に使用できます。

扇風機やサーキュレーターを併用する

扇風機やサーキュレーターを併用するのも一つの手段です。扇風機やサーキュレーターを併用すると、空気が効率よく循環し、冷暖房の効果を高められます。とくに冷房時は冷たい空気が下に溜まりやすいため、扇風機やサーキュレーターを使って空気を上に向けることで均一な温度を保てます。扇風機やサーキュレーターを使えば、冷暖房の設定温度を低く抑えつつ、無駄な電力消費を防げるでしょう。

手入れを怠らない

空調設備のフィルターや内部の清掃を定期的に行うことも、節電につながります。フィルターが汚れると空気の流れが悪くなり、空調機器が余計なエネルギーを使うことから電力消費が増加します。そのため、フィルターは月に1回程度掃除するように心がけましょう。

照明

照明は、オフィスや店舗の消費電力の2~3割程度を占めています。照明の消費電力を削減するには、LEDに切り替えたり、こまめに消灯したりする方法があります。ただし、労働安全衛生規則基準値を下回らないように注意しましょう。

LED照明に切り替える

従来型蛍光灯を直管型LED照明に交換した場合、約50%の消費電力を削減できるといわれています。頻繁に使用する照明からLED照明に切り替えるなど、計画的に交換していくといいでしょう。

こまめに消灯する

照明が不要なときは、こまめに消灯するように心がけましょう。また、人の出入りが多いところには、人感センサーを取り付け、自動でオンオフができるようにする方法もあります。

冷凍・冷蔵設備

店舗の種類によっては、冷凍・冷蔵設備にかかる電力量が全体の5~20%といわれています。可能な範囲で冷蔵庫の台数を限定したり、冷凍・冷蔵ショーケースの消灯をしたりしましょう。また、冷凍・冷蔵ショーケースの吹き込み口と吹き出し口には、商品を置かないようにすることも大切です。定期的に清掃を行い、稼働効率を下げないようにしてください。

その他

そのほかにも、次の節電方法も試してみてください。

  • 使っていない電化製品の電源を切る
  • 定期的に電力使用量をチェックする
  • 電力会社の見直しをする

使っていない電化製品の電源を切る

使っていない電化製品をコンセントにつないだままにしておく「待機電力」も多くの電力を消費しています。そのため、パソコンやプリンター、コピー機といった電化製品は、使用しない時間帯は必ず電源を切りましょう。

定期的に電力使用量をチェックする

定期的に電力使用量をチェックし、どの時間帯やどの機器が多くの電力を消費しているかを把握することも大切です。定期的に電力使用量をチェックし、無駄な電力消費を見つけて対策を講じましょう。

電力会社の見直しをする

電力会社や契約プランを見直すことで、電気料金を削減できる可能性があります。最近では、オフィスや店舗向けにさまざまな電力プランが提供されています。複数の電力会社を比較し、自社の電力使用パターンに合ったプランを選ぶようにしましょう。

店舗やオフィスで節電をする際の注意点

店舗やオフィスで節電をする際は、次の3つに注意してください。

  • 無理のない範囲で行う
  • 安全面に考慮する
  • 定期的に見直す

節電を意識しすぎると、店舗やオフィスの快適性が低下し、従業員や顧客に不便を感じさせてしまうことがあります。節電を行う際は、体調不良や作業効率の低下などに気を付け、無理のない範囲で行うことが大切です。

また、節電のために照明を減らしすぎたり、空調の温度を下げ過ぎたりすると、安全性が損なわれるおそれがあります。たとえば、店舗では暗くなりすぎることで転倒や盗難のリスクが高まるなどの危険性が考えられます。節電の範囲を見極め、安全性が損なわれないよう、照明や機器の必要最低限の稼働を確保しましょう。

さらに、電力使用状況は業務内容や季節に応じて変わるため、定期的に見直す必要があります。電力や業務の流れを定期的に確認し、そのときに合った節電方法や改善策を取り入れてみてください。

電力を上手に使用し、無駄を省きましょう

店舗やオフィスで節電する際は、現在の電気使用量や内訳を確認し、できるところから進めていきましょう。ただし、安全面に考慮し無理のない範囲で行うことも大切です。定期的に電気使用量をチェックし、そのときに合った適切な節電方法を取り入れて取り組んでみてください。

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