太陽光発電の仕組みは?自宅に設置するメリット・デメリットも紹介 | 株式会社情熱電力

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太陽光発電の仕組みは?自宅に設置するメリット・デメリットも紹介

太陽光発電を導入した家

近年は再生可能エネルギーが注目されており、中でも太陽光発電は企業や一般家庭でも導入が進められています。しかし、太陽光発電の導入は良い面と悪い面があるため、取り入れる際はよく検討しなくてはなりません。この記事では、太陽光発電の概要や仕組みを解説し、導入する際のメリット・デメリットも紹介します。

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太陽光発電とは

太陽光発電とは、太陽の光を利用して発電する方法です。日本の再生可能エネルギーによる発電の割合は全体の約20%となっており、そのうちの約8.5%が太陽光発電になります。発電時に化石燃料を使用しないので、温室効果ガスや産業廃棄物を発生することがなく、地球に優しい発電方法の一つです。

太陽光発電の仕組み

太陽光発電は、設置したソーラーパネルに太陽の光を当てて電気を作る仕組みです。パネルの内部では、太陽光による光エネルギーが移動して、電気が流れる構造になっています。発電した電気は、併設したパワーコンディショナによって変換されて、照明や電子機器、家電などに利用されます。

太陽光発電のメリット

メリット・デメリットのある太陽光発電

太陽光発電のメリットを、8つ紹介します。

  • 電気代の節約になる
  • 電気代高騰の影響を受けにくい
  • 売電収入を得られる
  • 災害時に電気を使用できる
  • 家の断熱効果を高められる
  • 補助金制度を利用できる
  • 再エネ賦課金を抑えられる
  • 環境に配慮できる

電気代の節約になる

太陽光発電を設置すると、発電により作った電気のみで使用する電力をまかなえる場合があります。自家発電のみにすると電力会社から電気を購入する必要がないため電気代を抑えられ、節約になります。

電気代高騰の影響を受けにくい

太陽光発電の導入により電力会社から電気を購入しなくなると、電気代高騰の影響を受けることがありません。近年は電気代が高騰傾向にあるため、導入費用がかかっても長期的に考えると太陽光発電のほうが光熱費を抑えられる場合があります。

売電収入を得られる

太陽光発電を導入した場合、FIT制度の利用により発電した電気を電力会社に売電できます。FIT制度では一定期間は固定価格で売電できるので、安定的に収入を得られるのがメリットです。また、売電収入があると設備の導入費用の回収や新たな事業の展開など、さまざまな資金源にできるのも良いでしょう。

災害時に電気を使用できる

太陽光発電は太陽の光だけで発電できるため、災害時にも電気を使用できます。近年は災害による停電が増えているため、万が一の時に電力を確保できるのは安心でしょう。また、太陽光発電と合わせて蓄電池を設置すると、発電した電気を貯めておけるため、数日の停電にも対応できるようになります。

家の断熱効果を高められる

太陽光発電ではソーラーパネルの内部で発電して温度が上がるため、屋根に設置すると家屋の温度が下がりにくく断熱効果が期待できます。断熱効果を高められると、冬場のエアコン使用などを控えることにつながり、結果として電力消費を抑えて節約にもなるでしょう。

補助金制度を利用できる

太陽光発電の導入には、国の補助金を利用できる場合があります。一定の条件はありますが、国としては再生可能エネルギーの導入を促進したい狙いがあるため、利用のハードルはそこまで高くありません。コストの問題から導入を迷っている場合は、補助金制度を確認してみると良いでしょう。

再エネ賦課金を抑えられる

再エネ賦課金とは、太陽光発電によって売電した電気を、電力会社が買い取る時に利用するお金です。電気使用量に応じて一般家庭から徴収されており、金額単価は年々上昇傾向にあります。太陽光発電を導入して電力会社の電気購入をやめると、再エネ賦課金を支払う必要がないため節約になります。

環境に配慮できる

太陽光発電では温室効果ガスを発生しないため、地球環境に配慮できます。近年は、温室効果ガスによる地球温暖化が進み、夏の異常な暑さや作物の不作などさまざまな悪影響を及ぼしているため、環境へ配慮できるのは大きなメリットです。

太陽光発電のデメリット

太陽光発電のデメリットを、7つ紹介します。

  • 導入コストが高い
  • 定期メンテナンスが必要になる
  • 発電量が安定しない
  • 設置できない家屋もある
  • パネルの反射によるトラブルがある
  • パワーコンディショナの設置が必要になる
  • 家屋に負担がかかりやすい

導入コストが高い

太陽光発電を導入するには、太陽光パネルなどの設備購入費用と施工費用がかかります。日本での太陽光発電の設備導入は欧州に比べて高く、一般家庭では100万円程度、企業の場合は2,500〜5,000万円程度かかるとされています。そのため導入のハードルが非常に高く、一般家庭はもちろん企業でも簡単には導入できていないのが現状です。

定期メンテナンスが必要になる

導入費用の高い太陽光発電ですが、導入後も定期メンテナンスの実施などにより維持費がかかります。メンテナンスは専門業者に依頼するため、一般家庭用では4〜5年に1回10万円程度必要です。

事業用の場合は、半年に1回複数のメンテナンスが必要となり、費用は年間で100万円以上にものぼります。また、メンテナンスにより異常や不備が見つかった場合は、修理費用がかかるため、さらに費用がかかると考えた方が良いでしょう。

発電量が安定しない

太陽光発電は太陽の光によって電気を作るため、日光が昇っていない夜間などは発電できません。また、天候不良によって日照時間が短い場合にも、発電量は少なくなります。そのため発電量が安定せず、いつでも必要な電力を確保できるわけではないのもデメリットの1つです。

設置できない家屋もある

太陽光パネルを屋根に設置する場合、家屋によっては設置できない場合があります。一般的には傾斜が30度を超えると落下などの危険が高まるため、傾斜が大きすぎる屋根には設置できません。また、太陽光パネルは重量があるので、屋根が重みに耐えられない場合も設置は難しいと言われています。

パネルの反射によるトラブルがある

太陽光パネルは表面がガラスのようになっており、太陽の光が当たるとキラッと反射します。この反射によって、近所の人を不快にさせてしまうこともあるため、設置の際は気をつけなくてはなりません。検討する際は、パネルの角度などを入念に考えて、周辺環境にもしっかり配慮しましょう。

パワーコンディショナの設置が必要になる

太陽光発電を導入する場合、パワーコンディショナも一緒に設置します。パワーコンディショナとは、太陽光発電により発電した電気を、建物の中で使用するために稼働する装置です。設置場所は屋内と屋外どちらかを選べますが、太陽光発電の大きさに合わせてパワーコンディショナも大きくなるため、設置場所に困る場合があります。

家屋に負担がかかりやすい

太陽光発電のパネルは、1枚あたり約10キロ程度あります。屋根にパネルを設置する場合、重みによって家屋に負担がかかり、劣化を早める可能性があります。また、負担がかかると家屋のひび割れなどによりリフォームが必要になる場合もあるので、設置の前に業者とよく相談するのが大切です。

太陽光発電はメリット・デメリットを踏まえて導入しましょう

太陽光発電とは、太陽の光を利用した発電方法です。太陽光発電を導入すると、電力会社から購入する電力量を削減できるため、電気代の価格高騰に左右されることがなく、光熱費の節約になります。また、自家発電できるようになると、災害時にも電力を確保できるため、万が一の時にも安心です。

しかし導入するには高額な初期費用がかかるだけでなく、定期的なメンテナンスも必要になるので維持費がかかります。そのため、太陽光発電はメリット・デメリットを踏まえて導入しましょう。

・太陽光発電システムに関するご相談
┗太陽光発電をご自宅に設置した場合のコストの比較
┗ご自宅で発電した電気の買取りのご相談 などは、まとめて株式会社情熱電力にご相談ください。

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電気は買う時代から、つくる時代へ。

この記事の著者

Naczi

1977年1月17日生まれ 長野県在住。旅人生活を経験し学ぶことの大切さを知り、25歳で立命館(法)に入学。卒業後リクルートを経て起業し並行して政治業界でも活動。2016年電力小売自由化に伴い電力業界に参入しゼロベースからノウハウを構築。幅広い知識が必要な業界であり、かつ、変化の激しい電力業界でお客さまが本当に安心できるインフラ企業の実現を目指す。

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