学校でできる節電アイデア10選!電気使用量の内訳を紹介! | 株式会社情熱電力

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学校でできる節電アイデア10選!電気使用量の内訳を紹介!

体育館の照明

空調設備の導入や、ICT環境の整備により、学校で使用する電力量は増加しています。そのため、節電を進めていかなければならないと考える方も多いでしょう。そこで本記事では、学校でできる節電のアイデアを紹介します。学校の電気使用量の実態についても解説するので、節電を進める際の参考にしてください。

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学校の電気使用量の内訳

学校の節電を進めていくには、電気使用量の現状を知る必要があります。経済産業省の発表した資料によると、学校の電気使用量は、空調と照明で全体の7割程度を占めています。

近年では多くの学校で空調設備が導入され、2024年9月時点の全国の公立小中学校等の空調設備設置状況は、普通教室で99.1%、特別教室で68.7%です。今後、特別教室や体育館への空調設備の設置が進められるといわれているため、空調にかかる電気使用量はますます増えていくことが予想されます。

夏季の使用量の割合 冬季の使用量の割合
空調 37.0% 40.8%
照明 33.4% 31.4%
パソコン 2.1% 1.9%
複合機 0.3% 0.3%
冷凍・冷蔵 1.1% 1.1%
調理機器 2.4% 2.2%
給湯 0.5% 0.5%
循環ポンプ 1.6% 1.5%
その他 21.6% 20.2%

参照:経済産業省「夏季の省エネ・節電メニュー」

   経済産業省「冬季の省エネ・節電メニュー」

   文部科学省「公立学校施設の空調(冷房)設備設置状況」

学校でできる節電アイデア

学校でできる節電アイデアを10個紹介します。できるところから取り入れ、計画的に節電を進めていきましょう。

①ルールや目標を設定する

節電を進めていくには、ルールや目標を設定することが大切です。教室を離れる際には照明や空調をオフにするルールや、学期ごとに電気使用量削減の目標などを設定することで、教職員と生徒が一丸となって取り組む環境を作れます。目標達成度を定期的に評価し、節電意識の向上を図るとより効果的です。

②室内の明るさを調整する

室内を適切な明るさに調整することも効果的です。天気や時間帯に応じて、必要な部分だけ照明をつけることで、無駄な電力消費を抑えられます。ただし、暗すぎることで授業や活動に支障が出ないように、JISの照度基準を確認して必要な照度を確保しなくてはなりません。また、蛍光灯や白熱灯をLEDに切り替えると、同じ明るさでも大幅な節電効果が期待できます。

③空調の温度設定を調節する

空調の温度設定を調節し、温度管理を徹底することも重要です。冷房は26~28℃、暖房は20℃前後を目安に設定し、過度な冷暖房を避けましょう。ただし、学校環境衛生管理マニュアルでは、実際の室温で17℃以上28℃以下であることが望ましいとされています。快適性を損なったり、体調を崩す要因になったりしないよう、無理のない節電を心がけてください。

④扇風機やサーキュレーターを活用する

扇風機やサーキュレーターを併用すると、空気が効率よく循環され、冷暖房効果を高められます。とくに冷房時には、冷たい空気を均一に広げて温度のムラをなくせるため、冷房効率が向上して節電効果が期待できます。

⑤効率的なカリキュラムを設定する

授業の時間や教室の使用スケジュールを効率化することで、空調や照明の無駄な使用を減らせます。たとえば、同じ教室を連続して使用するようにカリキュラムを組めば、空調をつけたり消したりする必要がなくなります。特に広い教室は空調負荷が多くなるため、頻繁に電源のオンオフをしなくてもいいように配慮しましょう。

⑥待機電力に気を付ける

パソコンやプロジェクターといったOA機器は、使用していないときでも待機電力を消費します。長時間使わない場合は電源を完全にオフにするか、スイッチ付きの電源タップを利用して待機電力を消費しないように気を付けましょう。

⑦人感センサーを活用する

廊下やトイレなど、人が頻繁に出入りする場所には人感センサーを導入するのも一つの方法です。消し忘れを防ぎ、使用していない場所での無駄な電力消費を削減できます。取り付けが比較的簡単なので、長期的にみてもコストパフォーマンスが良い対策です。

⑧断熱対策をする

教室や校舎に断熱対策を施すことで、冷暖房の効率を上げ、電力消費を削減できます。たとえば、窓に断熱フィルムを貼ったり、カーテンを活用して外気温の影響を軽減したりする対策が挙げられます。

⑨空調設備の手入れをする

エアコンやヒーターのフィルターを定期的に掃除することも大切です。フィルターが詰まっていると空気の流れが悪くなり、無駄な電力を消費する要因となるため、こまめな手入れを心がけましょう。

⑩電力会社を見直す

電力会社を見直すことで、コストを削減できる場合があります。複数の電力会社を比較し、使用状況に応じた最適なプランに切り替えましょう。

節電を心がけてコストを削減しましょう

学校で節電を進めるには、教職員と生徒が協力し合うことが大切です。快適な学習環境を確保しながら、できるところから節電対策を進めていきましょう。

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この記事の著者

Naczi

1977年1月17日生まれ 長野県在住。旅人生活を経験し学ぶことの大切さを知り、25歳で立命館(法)に入学。卒業後リクルートを経て起業し並行して政治業界でも活動。2016年電力小売自由化に伴い電力業界に参入しゼロベースからノウハウを構築。幅広い知識が必要な業界であり、かつ、変化の激しい電力業界でお客さまが本当に安心できるインフラ企業の実現を目指す。

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